2019年6月18日(火)

マレーシア衛星放送アストロ、マレー語コンテンツ強化

2017/12/7 23:00
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■アストロ・マレーシア・ホールディングス(マレーシアの有料衛星放送最大手) 加入者の減少に歯止めをかけるためにオンラインサービスを強化する中、東南アジア全域でマレー語を話す視聴者向けの新サービスに乗り出す。

同社が6日に証券取引所に提出した資料によると、国内の出版社グルプ・マジャラ・カランクラフ(GMK)と合弁事業を設立し、51%にあたる1億リンギ(約27億5000万円)を出資する。合弁会社のカランクラフ・デジタル360はGMKが得意とするコンテンツ制作のノウハウを生かしてブルネイやインドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ南部のマレー語を話す人々向けに新たなプログラムを制作する。コンテンツは衛星放送やオンライン動画などアストロが持つ複数のプラットフォームから配信する。

マレー語の新聞や雑誌、書籍を出版するGMKとの提携は「長期的な成長が見込める戦略的な事業構成」の構築を目的としており、アストロが行うオンライン技術への投資とも方向性が合致している。

アストロのロハナ・ロズハン最高経営責任者(CEO)は「今後、成長の原動力となるのは、マレーシアと東南アジア諸国連合(ASEAN)のデジタル分野やヌサンタラ(マレー世界)向けのコンテンツ分野、そして商取引だ」と述べた。

同社の8~10月期純利益は前年比3%減の1億4700万リンギとなった。受信料や広告料、ライセンス供与の減少が響いた。売上高は14億リンギだった。

セグメント別では、テレビ放送の収益は2.6%減の12億リンギとなり、ラジオ放送の収益は5%減の8000万リンギだった。主に生活用品の販売を手掛けるホームショッピングだけが16.5%伸びた。

近年のオンラインストリーミングの増加で同社のような企業は苦戦を強いられている。

(クアラルンプール=CK・タン)

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