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「ライバル不在」フィギュア日本勢ら困惑 ロシア排除

2017/12/7 0:34
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国際オリンピック委員会(IOC)が国ぐるみのドーピング不正でロシア選手団の平昌五輪参加を禁じ、選手の個人資格による条件付きでのみ参加を認めた。冬季競技ではロシアが強く、メダル争いに影響を与えそうな種目も多い。強豪との対決を見据え練習を積む日本の選手や関係者からは戸惑う声も聞かれた。

7日に名古屋で開幕するフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル。6日の公式練習には男子のミハイル・コリャダらロシア選手も姿を見せたが、一切コメントはなし。一方、他国のライバル選手には冷静な反応が広がった。

IOCの決定を支持したのは、昨季四大陸選手権男子王者ネーサン・チェン(米国)。「全ての選手が争えて初めて真の大会になる。同時にクリーンでなければいけない。(ドーピングにかかわった選手が)勝つのはフェアじゃない」。昨季世界選手権女子2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)は「IOCが決めたことを信じるしかない。私は自分ができることに集中する」と話した。

海外勢に比べ、より複雑な表情を見せたのが日本選手たちだ。五輪代表選考をかけた大事な試合の前ということもあり、日本スケート連盟から選手たちにこの件について話すことを控えるよう通達もあったという。

平昌五輪に出れば女子の金メダル候補となるエフゲニア・メドベージェワと親交もある樋口新葉(東京・日本橋女学館高)は「彼女を含め(五輪に)出てほしいと強く思う。でも、あまりこのことは考え過ぎないようにしたい」。宮原知子(関大)も「自分のことに精いっぱいで考えられない。どの国の選手にも五輪には出てほしいと思う」と話すにとどめた。

アイスホッケー女子日本代表の関係者からも戸惑いの声が上がった。平昌五輪の1次リーグでは世界ランキング9位の日本は同4位のロシアと別組で、山中武司監督は「(1次リーグを勝ち抜き)準々決勝でロシアに勝つことをイメージして強化してきた。参加してほしい」と複雑な表情だ。

日本アイスホッケー連盟の榛沢務専務理事は「個人として参加できるといっても、チームとして成立するのか。戸惑いはある」。エースの久保英恵(西武)は「出てきてくれた方がやりがいがある」ときっぱり話した。日本は10月にモスクワに遠征し、2戦2敗だった。12月24、25日にもロシアを長野に招いた壮行試合を予定している。

(原真子、田中克二)

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