金属労協、ベア3000円以上要求決定 基幹労連も3500円表明

2017/12/6 22:38
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鉄鋼や重工などの労働組合で構成する基幹労連は6日、群馬県安中市で集会を開き、2018年の春季労使交渉で「18年3500円」「19年3500円以上」の賃金改善を求めることを統一要求案とすると正式に表明した。前回は「16~17年の2年分で計8000円」を要求したが、今回は年単位に分けたうえで19年分に「3500円以上」と幅を持たせた。

「皆が1つの船に乗るための判断。2年目に状況が良い業種があればプラスアルファで要求できるようにする」(神田健一中央執行委員長)と配慮したという。鉄鋼などの労使交渉は2年に1度だが、為替や景気の影響を受けやすい重工などを中心に単年交渉に戻す動きが進んでいる。

一方、自動車や電機など主要製造業の産業別労働組合でつくる金属労協は6日、18年の春季労使交渉で賃金を一律に引き上げるベースアップ(ベア)の統一要求を月額3000円以上にすると正式に発表した。好調な企業業績を背景に5年連続のベア要求を掲げる。

高倉明議長は6日の記者会見で、要求額を17年と同水準である3000円とした理由について「組合全体が一体感をもって取り組める水準」と説明した。17年にベアを獲得できた傘下組合は「57%にとどまった」として、18年は中小企業に波及させる必要があると強調した。8日に開く協議委員会で正式に決める。

金属労協は自動車総連、電機連合、ものづくり産業労働組合(JAM)、基幹労連、全電線の5つの産別労組で構成。196万人の組合員を抱える。

連合はすでに「定期昇給を含めて4%程度」の賃上げを求める方針を決めている。

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