西鉄、ゴルフ愛好者ツアー 台湾人向け
西日本鉄道は6日、台湾のベンチャーで、ゴルフアプリを展開するゴルフェイス(新竹市)と共同で福岡のゴルフ場をまわる台湾人向けツアーを展開すると発表した。2年後に年間1千人、1億円程度の売り上げを見込む。
西鉄は高所得層が多い台湾のゴルフ愛好者を九州に誘客する狙い。今月18日からの第1回ツアーは4泊5日で約20万円。一般的なツアーの約2倍だが、定員20人分が募集開始から3時間で完売したという。ホテルや交通などを西鉄グループが提供する。
「ゴルフェイス」は現在位置からピンまでの距離やホールごとの空撮映像といった情報がみられるほか、スコア管理、ゴルフカート管理などの機能を持つアプリ。今回のツアーで利用する福岡県内3カ所のゴルフコースにサービスを導入し、アプリ利用者は台湾と同じ感覚でプレーできる。今回のツアーを皮切りに日本での事業展開を加速したい考えだ。
ゴルフェイスは2013年に台湾で創業し、今年福岡市に日本法人を設立。西鉄がベンチャーなどと組んで新規事業創出を目指す「オープンイノベーション」のプログラムに参加し、今回の事業化に至った。