2018年11月20日(火)

長野・千曲市、新幹線新駅誘致を事実上断念

2017/12/5 22:00
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千曲市の岡田昭雄市長は5日、市役所で記者会見し、北陸新幹線の新駅誘致について「基本的には誘致運動にいったん区切りをつける」と述べ、事実上断念する考えを示した。市は旧更埴市時代の1992年から誘致活動を進めてきたが、10月にJR東日本から「技術的に困難」との回答を受け取り、対応を検討していた。

千曲市役所が中心になって新幹線新駅の誘致活動を続けてきた(同市役所)

市はJRの回答を受けて、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構や鉄道工学の専門家に照会し、回答が妥当なものであることを確認した。また、技術的困難を打開する費用をJRに確認したところ、最も安い方法でも250億~350億円かかるとの見通しを示され、地元負担は不可能と判断した。

2016年10月の市長選で新駅誘致を掲げて再選を果たした岡田市長は「四半世紀にわたって誘致を続けてきて断腸の思いだが、技術的には困難と決断した」と述べた。ただ、将来の技術進歩で課題が克服される可能性もあるとし「断念という言い方はそぐわない」とも語った。

千曲市は新幹線の上田―長野駅間の新駅候補地として市内の2カ所を提案し、周辺の商工会議所や観光協会などと新駅誘致期成同盟会を組織して誘致活動を進めてきた。

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