東建コーポに賠償命令 名古屋地裁、パワハラ認定

2017/12/5 20:53
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「おまえみたいながんウイルスがいると会社の雰囲気が悪くなる」などの暴言でうつ病になったとして、兵庫県川西市の40代の男性が勤務していたマンション建設会社「東建コーポレーション」(名古屋市)と元上司に計約750万円の損害賠償を求めた訴訟で、名古屋地裁は5日、パワハラを認定し、計約160万円の賠償を命じた。

元上司は「教育的指導だった」とパワハラを否定、同社も相談窓口の設置など適切な対策を取ったと主張していた。判決理由で野村武範裁判官は「元上司の言動は嫌がらせやいじめと捉えざるを得ない」と指摘。会社側の使用者責任も認めた。

判決によると、男性は2012年10月に入社し、支店で営業を担当。複数の工事を受注したが、書類の記載ミスなどを理由に支店の男性営業課長から「おまえの席はない」と叱責を受け、受注後の担当を外された。

14年春ごろからは「きもい」「がんがうつる」と暴言を浴びるようになり、うつ病を発症。同年10月に退職した。

退職後、西宮労働基準監督署が男性のうつ病をパワハラによる労災と認定していた。

東建コーポレーションは「判決の詳細を聞いていないのでコメントできない」としている。〔共同〕

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