2017年12月17日(日)

住友化学、「種子処理」で米デュポンと協力

環境エネ・素材
2017/12/5 15:38
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 住友化学は5日、化学大手の米デュポンと種子処理技術で協力すると発表した。種子処理は種子を薬剤で覆って発芽までに虫に食べられたり、雑菌が付いたりするのを防ぐ。互いの技術と製品を持ち寄り、新しい処理技術の開発や商業化に取り組む。種子処理分野の売上高を数年内に約2倍の100億円規模に育てる計画だ。

 種子処理は種をまく前に処理することで種まき後に農薬を散布するよりも薬剤の消費量を減らせるなどの利点がある。

 住友化学とデュポンは大豆やトウモロコシ、米などの主要な穀物を網羅した領域で協力する。両社は薬剤の販売などで関係があったが、今後は種子処理の技術開発の初期段階から手を組む。デュポンは種子で世界2位の大手。

 デュポンは今年9月に米ダウ・ケミカルと経営統合をした。2018年にもデュポンとダウの農業関連事業を独立させた新会社を発足させる計画がある。住友化学と結んだ契約は新会社に引き継ぎ、その後は旧ダウが持つ関連技術も使えるようになる見込みだ。

 住友化学は農薬・農業資材の世界大手である米モンサントや独BASF、独バイエルなどと協力関係を築いてきた。製品開発力をテコに、事業規模で数倍の差がある提携相手の販売網やノウハウを巧みに利用する「コバンザメ戦法」を進める。

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