2017年12月15日(金)

19年4月末の天皇退位、官房長官が閣議報告
皇室会議の意見集約踏まえ

天皇退位
政治
2017/12/5 8:53
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 菅義偉官房長官は5日午前の閣議で、天皇陛下の退位の期日を2019年4月30日にすべきだとする皇室会議の意見を報告した。8日の閣議で退位の時期を定める政令を決める。19年5月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、新元号に切り替える。

閣議に臨む安倍首相ら(5日午前、首相官邸)

閣議に臨む安倍首相ら(5日午前、首相官邸)

 存命中の天皇陛下の退位は、江戸時代の1817年の光格天皇以来、約200年ぶりとなる。法令の決定までに、閣議で検討の経過を報告するのは異例だ。陛下の退位の日程という事柄の重大性を踏まえた。

 皇室会議は議長の首相のほか、衆参両院の正副議長や皇族、宮内庁長官、最高裁長官ら計10人で構成。6月に成立した天皇陛下の退位を実現する皇室典範の特例法は、首相が皇室会議の意見を聞いて退位の期日を決めると定める。

 1日に宮内庁で開いた皇室会議は全議員が発言し、退位の日取りの意見を集約した後に書類に署名したという。会議後、首相が「皇室典範特例法の施行日について19年4月30日とすべき旨の皇室会議の意見が決定された」と述べた。

 政府は皇室会議の議事の概要を作成し、近く公表する予定だ。発言者の名前は載せない方向だ。

 政府は退位と即位の儀式に向け、官房長官をトップとする準備組織を18年中に設ける。新元号は国民生活や事業活動への影響を最小限にするため、18年中に事前に公表する方針だ。

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