2018年10月22日(月)

大学入学新テスト、問題ページ18%増、問われる情報処理能力

2017/12/5 2:00
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文部科学省は4日、センター試験に代わって2020年度に始まる「大学入学共通テスト」の試行調査(プレテスト)の問題と結果を公表した。複数の文章や図、グラフを読ませる問題が多く、英語を除く4教科11科目の合計で問題のページ数がセンター試験より約18%増加した。考える力に加え、情報を素早く処理する力も問われる試験になりそうだ。

初回の共通テストは21年1月に実施予定。国語と数学1・Aはマークシート式に加え記述式も採用する。英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を評価する民間の資格・検定試験を活用。ただ、23年度まではマーク式で「読む、聞く」の2技能を評価する試験も併用し、24年度から民間試験に全面移行する。

今回のプレテストは11月13~24日に行われ、全国の約1900校で延べ約17万8000人の高校生が参加した。

問題のページ数を過去3年のセンター試験と比べると、現代社会、物理、化学を除く8科目で7~100%増加。全体の問題のページ数は計363ページと約18%増えたが、問題数は計288問と約8%減り、1問あたりの情報量が拡大した。

マーク式の平均正答率(速報値)は0.9~87.1%で、過去のセンター試験と大差はなかった。科目ごとの平均正答率は公表しない方針だが、センター試験に比べると低い科目が多かったようだ。問題を作成した大学入試センターは「思考力・判断力・表現力を問うため、新しい傾向の問題の割合をあえて多くした」と説明している。

記述式の解答は今後採点し公表する。英語のマーク式のプレテストは18年2~3月に行うほか、同年11月の10万人規模のプレテストでは知識・技能を単純に問う問題を増やし、本番に近いバランスにするという。

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