VW、ライドシェア専用EVを公開 MOIA向け18年に投入

2017/12/4 22:23
保存
共有
印刷
その他

【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は4日、自社で2018年に始めるライドシェアサービス「MOIA(モイア)」向けに開発した電気自動車(EV)を公開した。6人乗りのミニバン型で、乗り降りしやすいように自動ドアや取っ手を付けた。18年末に独北部のハンブルクを皮切りに世界で導入し、他社のサービスとの差別化をはかる。

ベルリンで4日に始まったIT関連イベント「テック・クランチ・ディスラプト」で発表した。MOIAのオーレ・ハームズ最高経営責任者(CEO)は「25年までに欧米の主要都市から乗用車を100万台減らす」と述べた。

開発した専用車を使う今回のサービスはスマートフォンのアプリを使って配車する。独自のアルゴリズムを用いて同じ方向に行く利用者が相乗りできるようにして稼働率を高める。利用者はアプリで予約する際にどの車両がいくらの料金で利用できるかがわかる。

専用車は構想から10カ月で開発した。1回の充電で300キロメートル以上走行でき、30分で80%を充電できる。6人乗りの座席はそれぞれ独立しており、各席にUSBポートや読書灯も備える。

MOIAはVWにとってアウディやポルシェなどに続く13番目のブランド。米ウーバーテクノロジーズや米リフトなどが先行している移動に関わるサービスを手がけるために設立した。

VWのマティアス・ミュラー社長は9月、ハンブルクに続きバルセロナやドーハ、ウォルフスブルクなどで順次サービスを始める方針を示していた。ライドシェアの普及は新車販売を脅かす可能性もあるが、自らてがけることで既存事業との相乗効果を狙う。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]