2018年10月24日(水)

名古屋城天守閣、18年5月7日から入場禁止 木造復元で

2017/12/4 21:30
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名古屋市は4日、名古屋城天守閣の木造復元に向け、現天守閣を来年5月7日から入場禁止とする方針を明らかにした。木造復元が完成する予定の2022年12月まで天守閣には入れなくなる。市議会経済水道委員会で説明した。

名古屋城

天守閣の入場禁止は復元工事の前に、天守台の石垣を詳しく調査するため。当初、今年11月を予定していたが、石垣の調査を巡り、有識者から異論が出たことなどで遅れた。市民への周知に半年ほど必要なほか、多くの観光客が訪れる大型連休を避けるため、5月7日からの入場禁止とした。

委員会の終了後、名古屋城総合事務所の西野輝一所長は記者団に「(完成に向けた)スケジュールは大丈夫だ」と述べ、市が22年末とする復元完成の目標に変更はないことを強調した。

石垣調査に関する補正予算案の成立後に閉鎖時期を正式決定する。名古屋城への入場料(大人500円)は天守閣入場禁止後も変更しない。

有識者会議紛糾、石垣調査が中断

名古屋市は4日の市議会経済水道委員会で、名古屋城の石垣の発掘調査が11月中旬から中断していると明らかにした。10月に開いた有識者会議が紛糾し、専門家から助言が受けられないのが理由という。市は「12月中には解決して調査を進めたい」と説明した。

紛糾したのは10月13日の有識者会議。天守閣の復元を話し合う部会の委員と、石垣の調査を話し合う部会の委員が合同で議論した。その際、天守閣部会の委員が「石垣(部会)は安全性を考えていない」と発言。石垣部会が撤回を求めている。

中断しているのは石垣や地盤の安定性を確認する発掘などの調査。石垣部会が再開できなければ、2022年末を復元完成とするスケジュールを見直す必要が出てくる。市は、再開のめどが立たない場合は「文化庁と相談しながら、(他の有識者に助言を)お願いすることもある」と述べ、石垣部会の委員追加も検討しているとした。

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