2018年12月11日(火)

ローソン、次世代コンビニの研究施設を公開

2017/12/4 16:47
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ローソンは4日、次世代のコンビニエンスストアを研究する施設を公開した。コンビニは店頭で提供するサービスが複雑になる一方、人手の不足感は強まっている。IT(情報技術)を駆使し、効率的な店舗運営を実現する。研究成果を踏まえて、2018年春をめどにスマートフォン(スマホ)の専用アプリで決済し、深夜にレジを無人にする実験を東京都内の数店舗で始める。

公開した「ローソンイノベーションラボ」(東京・港)は10月に稼働。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」やロボットなどを取り入れた次世代型コンビニの研究に取り組んでいる。竹増貞信社長は「ITで考えられるシステムを導入するとどうなるか。それを検証して実店舗に落とし込むための起点だ」と話した。

今回は陳列棚に取り付けたデジタルパネルやロボットが手に取った商品を説明するシステムや商品の会計や袋詰めを自動でおこなう無人レジ「レジロボ」など10の最新技術を公開した。

18年春の実験開始を目指す無人レジの店舗では来店客はアプリをかざして入店。店内では自ら商品のバーコードを読み取り、購入する商品の一覧がアプリの画面に表示されれば、支払い方法を選択。決済を終えて表示されるバーコードをかざして店を出ることができるという仕組み。同様のスマホ決済をすでにローソンが中国・上海に展開する約850店のうち約600店で導入している。

都内の実験店舗では午前0~5時の時間帯にレジを無人化し、店員は売れ残った商品の撤去や新しい商品の陳列などの売り場の作業に専念する。「決済を5時間スマホ対応にすることで、最大で3時間分のレジ作業の労働力を落とせるのではないか」と竹増社長は効果を予測する。

カゴの中の商品のバーコードを読み取る自動レジを組み合わせることも検討し、スマホアプリを持たない利用客も決済できるようにする考えだという。

コンビニ業界は年々、人手不足が強まり、店舗運営の効率を高めることが課題となっている。ローソンは将来、商品に電子タグを付け、店内カメラで捉えた客の動きを人工知能(AI)で分析して適切な売り場の配置なども検証し、店舗の生産性を高める方針だ。

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