2019年3月26日(火)

原油タンカー運賃が下落、輸送需要が一服

2017/12/4 19:45
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原油を運ぶタンカーの運賃が下落した。指標となる大型オイルタンカー(VLCC)の運賃指標、ワールドスケール(WS、基準運賃=100)は中東―極東航路で11月中旬と比べ16%下げた。主要産油国の減産延長が決定した後も原油の国際価格は伸び悩む。北半球が冬場の暖房用の需要期を迎えるなか、タンカーを確保する動きは低調だ。

中東―極東航路のWSは59前後。9月下旬以降、輸送需要の盛り上がりをにらんだ船舶の手当てが伸びWSは上昇。10月下旬には70を超え、1カ月間で7割高くなった。

11月末に石油輸出国機構(OPEC)などが協調減産を2018年末まで延長することで合意した。ただ米国でシェールガスの増産余力が高まり原油の先高観が薄らいだ。「船を急いで確保しようという動きは見られない」(海運ブローカー)との指摘が目立つ。

今年前半に新造タンカーが大量に就航し、船腹の過剰感は解消していない。石油会社は運賃上昇を抑えるため、割安な老齢船を選んで調達する傾向が目立つという。

12月中旬には欧米のクリスマス休暇前の駆け込み需要が見込まれる。ただ一時的な引き合いの伸びにすぎず、当面は運賃の上昇は抑えられそうだ。

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