2017年12月12日(火)

九大 がん進行に関わるたんぱく質を発見

科学&新技術
社会
2017/12/3 20:52
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 九州大学の中山敬一主幹教授らはがんの進行に関わるたんぱく質を発見した。「FOXK1」と呼ぶたんぱく質でがん細胞を攻撃する免疫システムを抑える働きがあった。たんぱく質の機能を抑える物質が抗がん剤候補になると見て、今後も研究を進める。

 多くのがんでは特定の酵素の働きが異常に高まり、がん細胞の周囲に白血球の一種「マクロファージ」が集まる。がん細胞を攻撃するはずの免疫細胞の働きが抑えられ、病気が進むという。

 研究チームはこの酵素の働きを調べた。FOXK1が活発に作られていた。このたんぱく質にはマクロファージを呼び寄せる別のたんぱく質を活性化させる働きがあった。

 実験でFOXK1ができないようにした大腸がん細胞をマウスに移植した。通常の大腸がん細胞を植えた場合に比べ、1カ月後の腫瘍の大きさが約3分の1に抑えられた。

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