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伊藤園5~10月純利益最高 「お~いお茶」刷新が効果

2017/12/1 20:30
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伊藤園が1日発表した2017年5~10月期の連結決算は純利益が92億円と前年同期比で4%増え、同期間で最高を更新した。主力の緑茶飲料「お~いお茶」を今年5月にリニューアルした効果で販売数量が伸び、「かき入れ時」の夏場に悪天候が続いた影響を補った。ただ、他社の緑茶飲料が徐々にシェアを伸ばしているのは長期的な不安材料だ。

売上高は3%増の2658億円。「お~いお茶」シリーズは容器や広告宣伝を変えた効果で販売数量が3%伸びた。カフェチェーンのタリーズコーヒーも、新規出店と既存店の改装効果で増収となった。前期に計上した海外子会社への貸付に絡む為替差損が一巡し、経常利益は8%増の146億円と最高益だった。

同日会見した本庄大介社長は「リニューアルが奏功した」としつつも、「飲料市場の競争環境は依然として厳しい」との認識も示した。

飲料総研によると、緑茶飲料市場に占める「お~いお茶」のシェアは2016年で34.6%と12年比で3.7ポイント低下。ライバル会社が緑茶飲料に力を入れ始めたためで、同期間にコカ・コーラボトラーズジャパンの「綾鷹」のシェアは3.3ポイント上昇、キリンホールディングスの「生茶」も1.9ポイント上昇している。緑茶飲料の国内市場そのものは規模拡大が続いており、伊藤園の業績を下支えしているが、競争環境は厳しさを増しているのが実情だ。

伊藤園の昨年末比の株価上昇率は5%強にとどまる。経営統合でシナジー創出が期待されるコカBJI(21%強)、キリンHD(約39%)に比べるとさえない。「茶系商品が売上高に占める割合が高く、天候や気温といった条件に株価が反応しやすい」(国内証券)との面もあるようだ。

18年4月期通期は売上高が3%増の4925億円、純利益が2%増の140億円と、従来予想を据え置いた。

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