弁護士ドットコム、ロゼッタと提携 契約書を自動英訳

2017/12/4 6:30
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法律相談サイトを運営する弁護士ドットコムは翻訳サービスのロゼッタと業務提携する。ロゼッタの自動翻訳システムを活用し、日本語の契約書を素早く英語に変換したり、欧米やアジアの法律文書を邦訳してサイトに配信したりする。日本企業の海外事業の拡大とともに、翻訳やグローバル情報の取得などの作業が増えている弁護士・税理士を支援する。

弁護士ドットコムは法律相談サイト「弁護士ドットコム」のほか、クラウドで契約を結べるサービス「クラウドサイン」などを提供している。クラウドサインは取引先への契約書の郵送やなつ印が不要で、契約締結にかかる時間やコストを削減できる。

日本を含む世界30カ国以上でクラウドサインを提供している。日本企業の海外事業の拡大などを背景に、英語の契約書が増えている。ロゼッタの自動翻訳システムを導入し、サイトの画面から日本語の契約書を簡単に英訳できるようにする。邦訳することも可能だ。

弁護士ドットコムは企業の法務担当者向け情報サイト「ビジネスロイヤーズ」も運営している。弁護士らが法改正の概要などを解説する。今後は欧米やアジアの弁護士らが執筆した、現地の法制度関連の記事を翻訳して配信する。翻訳記事は1カ月に10本以上を配信する計画だ。

ロゼッタは法務関連の日本語・英語の翻訳精度を95%にした自動翻訳システムを開発した。弁護士ドットコムに無償提供する。同社は会員となっている約1万6000人の弁護士や税理士に、ロゼッタの自動翻訳システムなどをメールやセミナーで紹介する。

大企業だけでなく、アジアなどに営業・生産拠点を設ける中堅・中小企業は増えている。「弁護士や税理士は海外の法律知識を求められるケースが多くなってきた」(ロゼッタ)。弁護士ドットコムはサービスの利便性向上、ロゼッタは自動翻訳システムの販路拡大を目指して業務提携を決めた。両社は12月上旬に提携する。

(企業報道部 亀井慶一)

[日経産業新聞 2017年12月4日付]

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