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武田薬品、東京本社ビルを高島屋に495億円で売却

高島屋はオフィス集約

武田薬品工業は1日、東京都中央区にある自社ビルと土地を、高島屋に売却すると発表した。譲渡額は495億円で2019年3月末までに引き渡しを完了する。約390億円の固定資産売却益が発生すると見込んでおり、19年3月期に計上する方針。不動産をはじめとした資産売却で資金を確保し、がんの新薬開発など注力分野に振り向ける。

売却するのは、東京武田ビルと武田新江戸橋ビルの土地と建物。いずれも武田薬品工業の全額出資子会社である武田薬品不動産(東京・中央)が所有する。武田は登記上の本社を大阪市内に置いており、今回売却する東京武田ビルには東京本社が入居している。

武田は東京本社を東京都中央区内で建設中の新ビルに移す。新ビルの投資額は660億円で、18年秋までに移転する計画だ。

高島屋は周辺に点在するオフィスを東京武田ビルに集約し、経営効率を高める。東京武田ビルは1966年完成。地上9階建てで敷地面積は約2400平方メートル。現在の建物をそのまま利用する見込みだ。

武田は17年2月、がん治療薬の開発を手がけるスタートアップ、米アリアド・ファーマシューティカルズを約6200億円で買収した。今後も成長のためには資金が必要とみており、遊休資産の現金化を加速する考え。今年4月にも、東京都品川区に持つ賃貸用のオフィスビルを約320億円で売却していた。

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