退位後の公務分担に課題、秋篠宮さまに集中

2017/12/1 17:22
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退位後の天皇陛下は皇后さまと共に公務から退き、私的な活動が中心となる。国事行為を含む象徴天皇の活動は新天皇の皇太子さまが担い、皇太子としての活動は皇位継承順位1位の「皇嗣」となる秋篠宮さまが引き継ぐ見通しだ。秋篠宮さまに公務が集中することになり、どのように分担するのかが課題となる。

愛媛国体の閉会式に出席された秋篠宮ご夫妻(10月、ニンジニアスタジアム) 

「物理的にどこまで可能なのか、よく考えていかないといけない」

秋篠宮さまは52歳の誕生日を迎えた11月の記者会見で、皇嗣となってからの公務のあり方について、皇太子さまと相談していく考えを示された。

秋篠宮さまは全国高校総合文化祭や全国都市緑化祭など毎年開かれる行事に出席。このほか、亡くなった皇族からの引き継ぎを含め、日本動物園水族館協会や日蘭協会など12団体の総裁や名誉総裁にも就かれている。

一方、皇太子さまも全国育樹祭、全国障害者スポーツ大会など毎年恒例の7つの行事に出席するため全国各地を訪問。東宮御所で外国に赴任する日本大使夫妻や離任する駐日大使夫妻らと面会する公務もある。

即位後の皇太子さまは、今の陛下の象徴天皇としての活動を引き継ぐ。秋篠宮さまは誕生日会見で、現在の皇太子さまの公務について「できる限り私の方で引き受けたい」と述べられた。

だが、秋篠宮さまも「今の公務で忙しい日々を送られている」(宮内庁関係者)のが実情。皇太子さまの公務の大半を引き継ぐと負担が大きく、活動できない公務が生じる恐れがある。

公務を分担する対応が考えられるが、秋篠宮さまは会見で「私がしているものを今度は譲る先がないという事情もある」と言及された。

秋篠宮家の長女、眞子さま(26)は秋篠宮さまから日本テニス協会名誉総裁を引き継いだが、2018年11月の結婚後に皇室典範の規定によって皇族の身分を離れられる。国際基督教大(ICU)に在学中の次女の佳子さま(22)を含め、残る30代以下の成年皇族は5人全員が女性。結婚すれば皇籍を離脱される。皇族減少の問題が公務の分担を難しくしている。

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