2018年8月16日(木)

VWブランド、20年の利益率目標を上方修正

2017/12/1 0:14
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 【フランクフルト=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は30日、主力のVWブランド乗用車部門の2020年の実質的な営業利益率目標を上方修正すると発表した。これまでは4%としていたが、4~5%とする。利幅の大きい多目的スポーツ車(SUV)が好調なほか、課題市場としていた米国やブラジル、ロシアなどでの販売回復が顕著で、利益率の上昇が見込めるためだ。

フランクフルトモーターショーで展示されたフォルクスワーゲンのコンセプトカー=小園雅之撮影

フランクフルトモーターショーで展示されたフォルクスワーゲンのコンセプトカー=小園雅之撮影

 VWブランドの乗用車販売台数は1~10月累計で504万台と前年同期を3%上回った。新たに10車種を発売したSUVが売り上げと利益率の両面で貢献した。SUVを20年までに20車種に増やし、ブランド全体の販売台数の4割を占めることを目指す。

 てこ入れしていた市場も好転している。米国での1~10月の販売台数は約10%増、ブラジルは20%以上増えた。ロシアは17%増で損益分岐点を上回った。

 20年からは電気自動車(EV)専用車「I.D.」の販売が始まる。一時的に利益は圧迫されるとみられ、それまでに収益体質を強化する。VWブランド部門トップのヘルベルト・ディース取締役は声明で「マラソンの最初の5キロを走り終えた。目の前には大きな困難が待ち構えており、改革を加速する」と述べた。

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