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スリン前ASEAN事務局長が死去 AEC実現に尽力

2017/11/30 20:44
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 【バンコク=小野由香子】2008~12年に東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局長を務めたスリン・ピッスワン氏が11月30日、タイの首都バンコクで死去した。68歳だった。死因は心臓発作。経済の成熟度合いや政治形態が異なる東南アジア10カ国をまとめ、ASEANの存在を世界に発信した。15年発足のASEAN経済共同体(AEC)の実現にも尽力した。

死去したスリン・ピッスワン氏(30日午前、バンコク)

死去したスリン・ピッスワン氏(30日午前、バンコク)

 タイ南部ナコンシタマラート県出身で、タイでは少数派のイスラム教徒。1986年にタイ下院議員に初当選した。97年から2001年まで外相を務め、アジア通貨危機から立ち直るタイを外交面から支えた。

 英語が堪能で情熱的なスピーチで知られる。事務局長退任後は、ASEANに関する講演のため世界を飛び回っていた。最近ではバンコク都知事など母国での政治復帰に意欲を示していた。

 亡くなる数時間前に日本経済新聞の取材に応じ、「ASEANは域外の大国に翻弄されないよう、南シナ海問題など地域の課題では主導権をとるべきだ」と語った。

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