生産性向上 経営者こそ主役
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労働生産性の向上といえば、日本では従業員一人ひとりがこつこつ努力を重ねるイメージが今も強い。だが、東証1部上場の1657社を分析すると、M&A(合併・買収)など重要な経営判断の巧拙が生産性の差を生む実相が浮かび上がってきた。今も昔も企業の盛衰の鍵を握るのは経営者だという事実をデータは物語る。
分析では2006年度から16年度にかけての平均営業利益と従業員数の変化を生産性の指標として用いた。法政大学...
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