2019年6月19日(水)

ローマ法王、ミャンマー仏教界と会談「分断に懸念」

2017/11/29 21:39
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【ヤンゴン=新田裕一】ミャンマーを訪問中のローマ法王フランシスコは29日、最大都市ヤンゴンの寺院で同国仏教界の最高指導者クマラ・ビバンサ師と会談した。イスラム系少数民族ロヒンギャの問題を念頭に、法王は「紛争、貧困、弾圧が続き、新たな分断を招いている」と指摘。ビバンサ師は「宗教の名のもとに過激派が台頭している」と語った。

ミャンマーでは8月にロヒンギャ系武装集団が治安当局の拠点を襲撃。当局の掃討作戦を受け、60万人以上が隣国バングラデシュに逃れており、国際的な批判が強まっている。

法王は会談で「真の正義と平和を実現するには、全ての人々にそれらが保証されなければならない」と述べ、宗教や民族集団を超えた相互理解が必要だと強調した。法王は同日午前の野外ミサでも、ミャンマーでは「多くの人々が暴力に傷ついている」と憂慮。人々は怒りや報復に身を委ねず「許しと慈悲」で応じるべきだと説いた。

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