2018年12月18日(火)

スタジオジブリ、9年ぶり社長交代 美術館館長
「ジブリパーク」視野に

2017/11/29 21:02
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アニメーション製作大手のスタジオジブリ(東京都小金井市)の社長が9年ぶりに交代したことがわかった。28日付で新社長に就任したのは三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)の館長を務めた中島清文氏(54)。2020年代初頭に開業をめざす「ジブリパーク」事業を視野に入れた人事とみられる。新体制でアニメだけでなく体験型の「コト消費」にも対応する。

スタジオジブリ社長に就任した中島清文氏

スタジオジブリ社長に就任した中島清文氏

星野康二社長(61)は代表権のある会長に就いた。新社長に就任した中島氏は住友銀行(現・三井住友銀行)出身。05年に三鷹の森ジブリ美術館の館長に就任し、美術館の運営に12年間従事した。中島氏は「新規事業に取り組んでいく」とのコメントを発表した。

スタジオジブリは新規事業として、20年代初頭に自社のアニメをモチーフにしたテーマパーク「ジブリパーク」(仮称)の開業を愛知県でめざしている。美術館の運営経験をこの事業の推進に生かすとみられる。

スタジオジブリでは引退宣言していた宮崎駿監督(76)が今年5月に引退を撤回。現在、新作の長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」を製作している。「宮崎駿監督の復帰も体制刷新のきっかけ」(同社)という。

ジブリパークを整備する構想がある愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)

ジブリパークを整備する構想がある愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)

製作部門などを統括する鈴木敏夫代表取締役プロデューサー(69)は「組織が硬直化していた」とコメント。体制刷新と宮崎監督の復帰で本業のアニメと新規事業を進め、ジブリ再始動を狙う。

中島 清文氏(なかじま・きよふみ)87年東大経卒、住友銀行(現・三井住友銀行)入行。04年スタジオジブリ入社。08年取締役。栃木県出身。

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