JR川越駅西口に東武ホテル 2020年に開業
東武鉄道グループの東武ホテルマネジメント(東京・墨田)は、JR川越駅(埼玉県川越市)西口で建設計画が進む複合商業施設内に新たなホテルを開業すると発表した。2020年春~夏の開業予定で、東京五輪・パラリンピックの開催で増加が見込まれる観光客需要に対応する。駅から徒歩2分の立地を生かし、ビジネス客の取り込みにも力を入れる。
複合商業施設は川越市が再開発を進める市有地に建設。地上11階建てで延べ床面積は3万510平方メートル。18年7月に着工し、20年3月の完成をめざす。
ホテルは168室で7~11階にテナントとして入居する。他の階には物販店や行政施設などが入る見通しだ。
再開発は今年7月に商業施設開発のピーアンドディコンサルティング(さいたま市)が優先交渉権者に決まり、同社がホテル誘致を進めてきた。
川越市は16年に観光客数が前年に比べ40万人近く増え、700万人を突破した。東京五輪ではゴルフ競技が市内で行われることもあり、観光客はさらに増加するとみられる。