2019年8月21日(水)

新ジャガー「XF」 歩行者対応ブレーキを標準搭載

2017/11/29 23:00
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日経テクノロジーオンライン

英Jaguar Land Rover(JLR、ジャガー・ランドローバー)グループの日本法人は、4ドアセダンの「XF」を部分改良し、受注を開始したと2017年11月27日に発表した。歩行者の検知に対応した緊急時の自動ブレーキを標準搭載。先代モデルに比べて安全性を高めている。ベース車両の価格は605万円(税込み)である。

JLRグループが公開した「XF」の2018年モデル

JLRグループが公開した「XF」の2018年モデル

側方から

側方から

同社の自動ブレーキシステムは「オートノマスエマージェンシーブレーキ(AEB)」と呼ばれる。フロントウインドー上部の車内側に搭載したカメラで、車両前方の状況を把握する。歩行者や障害物への衝突危険性を検知すると、警告音を発して運転者へ注意を促す。

加えて、インストルメントパネル(インパネ)に注意イラストを表示する。運転者がブレーキを操作しない場合、自動ブレーキを作動させて衝突による被害を軽減する。

さらに、車の周囲360度の映像をインパネのタッチ機能付き液晶ディスプレーに表示。運転操作を支援する「サラウンド・カメラシステム」を強化した「フォワード・トラフィック・ディテクション」や、車線変更時の衝突回避を支援する「ブラインド・スポット・アシスト」を新たに採用している。

パワートレーンは3種類を用意し、それぞれを8速のAT(自動変速機)と組み合わせる。排気量2.0リットルで直列4気筒のターボチャージャー搭載ガソリンエンジンとターボチャージャー搭載ディーゼルエンジン、同3.0リットルでV型6気筒のスーパーチャージャー搭載ガソリンエンジンである。このうち2.0リットルのガソリンとディーゼルは低燃費エンジン「INGENIUM」である。

例えばINGENIUMのガソリンエンジンは、電動油圧バルブトレーン、シリンダーヘッドと一体型の排気マニホールド、ツイン・スクロール・ターボチャージャーなどを備え、排ガス規制に適合しつつ高性能・低燃費化を図っている。従来の4気筒ガソリンエンジンと比べて最高出力は約25%向上し、燃料消費量を最大15%削減したという。

同社「F-PACE」のホワイトボディー。 Al合金の使用比率は約80%

同社「F-PACE」のホワイトボディー。 Al合金の使用比率は約80%

先代モデルに引き続き、ホワイトボディーの75%にアルミニウム(Al)合金材を使用している。車両の軽量化によって走行性能を高められる。Al合金材の多用はJLRグループ全体に及ぶ。グループ全体で使用量を増やし、材料を安価に調達しやすい体制をつくる。今後、さらにAl合金比率を高めた車両がJLRから登場しそうだ。

(日経テクノロジーオンライン 窪野薫)

[日経テクノロジーオンライン 2017年11月29日掲載]

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