途上国での太陽光新設容量、2016年は前年比54%増

2017/11/29 23:00
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日経テクノロジーオンライン

米Bloomberg(ブルームバーグ)のエネルギー市場の研究部門Bloomberg New Energy Finance(BNEF)は、主な発展途上国におけるクリーンエネルギー動向に関する調査結果を2017年11月28日(現地時間)に発表した。71の新興市場において、2016年に新規に導入された太陽光発電容量は総計34GWだった。

Climatescope対象国の太陽光新設容量。単位はGW(出所:BNEF)

Climatescope対象国の太陽光新設容量。単位はGW(出所:BNEF)

世界のGDPの32.5%、世界人口の72.4%を占める非OECD(経済協力開発機構)諸国71カ国を対象とした同社の年次調査プロジェクト「Climatescope」の調査結果。それによると、2015年比で54%増、ここ3年間では3倍になった。また、2016年単年の総導入容量は、インドの年間電力需要と同規模で、ペルーやナイジェリアの全家庭における需要をカバーする規模という。

国別では、中国は27GWを増設し大部分を占めた。また、インドは4.2GWを導入。ブラジル、チリ、ヨルダン、メキシコ、パキスタンと他の9カ国は2016年比で2倍以上の太陽光発電容量を導入した。対象国全体では、新設発電の19%を太陽光発電が占めた。

この他にも、マイクログリッド、ペイ・アズ・ユー・ゴー(pay-as-you-go)蓄電池/ランタンシステム、ウオーターポンプ、テレコムタワーにおける太陽光発電が急増した。多くの場合、民間資金を確保したスタートアップ企業が主導し、テレコムサービスなどの大企業と協業して構築したという。

例えば、アフリカでは現在、150万世帯以上がモバイルマネーの資金計画により購入したソーラーホームシステムを利用する。農場や灌漑(かんがい)用途では、インドで5月に12万8000台の灌漑用太陽光駆動ポンプシステムが導入された。

(ライター 工藤宗介)

[日経テクノロジーオンライン 2017年11月29日掲載]

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