核軍縮、広島で国連会議 ICAN川崎氏ら参加

2017/11/29 11:18 (2017/11/29 11:44更新)
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各国の政府関係者や専門家らが核軍縮の進め方などについて意見交換する国連主催の軍縮会議が29日、広島市で開幕した。2日間の日程で、12カ国から計約60人が参加。7月に核兵器禁止条約が採択されてから初の開催で、核廃絶への道筋について検討する。

松井一実広島市長は、北朝鮮の弾道ミサイル発射について「恒久平和を願う多くの市民を裏切るものだ」と批判する一方で「冷静な議論をお願いしたい」と強調。「核廃絶に取り組む決意を新たにし、核なき世界へ向けたメッセージを発してほしい」と呼び掛けた。

国連軍縮担当上級代表の中満泉事務次長は、核禁止条約は歴史的成果としながらも「核なき世界はまだ遠い」と、実質的な議論を促した。広島県原爆被害者団体協議会の坪井直理事長(92)も登壇し「核廃絶は被爆当時からの悲願。人類がいつまでも幸せであることを願う」と訴えると、会場から拍手が湧き起こった。

出席者は、ノーベル平和賞に決まった非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の川崎哲国際運営委員や、核禁止条約の制定交渉の議長を務めたコスタリカの外交官ホワイト氏ら。被爆者で日赤長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男氏(74)も参加した。

広島市の梶本淑子さん(86)の被爆証言を聞くプログラムもある。

国連軍縮会議は1989年からほぼ毎年、日本で開かれており、今年で27回目。〔共同〕

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