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核軍縮へ年内にも提言草案 広島で「賢人会議」閉幕

核保有国・非保有国双方の有識者が核軍縮進展の方策を話し合う「賢人会議」が28日、広島市で閉幕した。白石隆座長(前政策研究大学院大学長)は終了後の記者会見で、来年4月の核拡散防止条約(NPT)関連会合に向けてまとめる提言に関し、今回の議論を踏まえた上で年内に草案を作成する意向を明らかにした。来年春に第2回会合を開く予定。

「賢人会議」の終了後、記者会見する白石隆座長(中央)ら(28日午後、広島市)=共同

白石氏は核軍縮を巡る現状について「不満足で、もっと良い方向に変えようとの点で委員が合意した」と総括。核実験を繰り返す北朝鮮も議題に上り、核開発が相当進展しており、既存のNPT体制への深刻な挑戦だと述べる委員もいたと紹介した。停滞する米ロの核軍縮交渉の現状についても懸念が示されたという。

2日間の討議は、立場の違いを超えた率直な意見交換だったとし「議論をまとめたいという強い意思を感じた」と説明。一方で「(核保有国・非保有国が)相手を納得させるためには、まだ議論が必要だと実感した」とも述べ、核廃絶への具体的なロードマップ作りや、全ての核兵器使用が非人道的かという点では意見が分かれたと話した。

7月に国連で採択された核兵器禁止条約に反対している核保有国は今後、オブザーバーとして条約に参加すべきだとの意見も出たという。

賢人会議の委員は白石氏のほか、日赤長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男氏ら16人が務める。核禁止条約に不参加の米ロとともに、条約に賛成したエジプトやニュージーランドの識者も名を連ねている。中国の委員は今回の会議を欠席した。〔共同〕

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