2017年12月12日(火)

パイロット養成へ奨学金500万円 私大など18年度から

社会
2017/11/28 12:15
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 パイロット養成課程をもつ私大や専門学校など6機関は28日、航空会社と連携してパイロットを目指す学生に1人500万円を貸し出す無利子奨学金制度を2018年度に創設すると発表した。6機関合わせ1学年25人の学生が対象になる。格安航空会社(LCC)の参入を背景にパイロットが不足しており、人材供給の裾野を広げる。

 奨学金名は「未来のパイロット」。希望する学生は通っている学校や養成機関を通じて応募する。学校の成績や英語能力評価による審査を通過すれば500万円の奨学金が1~3回に分けて支払われ、卒業後の10年間で返済する。18年度の創設開始時に既に在学している学生も対象になる。

 国土交通省などによると、民間の養成機関では卒業までに1500万円以上の学費がかかり、定員割れが続いている。

 制度にはパイロットの養成課程がある桜美林大、東海大、崇城大、千葉科学大、日本航空大学校、新日本航空の6機関と、日本航空、全日本空輸が参加。6機関が設立した一般社団法人「航空機操縦士育英会」が運営を担う。航空2社は社団法人へ理事を派遣するほか、債務保証手数料を一部負担する。

 航空業界ではパイロット不足が続き、人手がやりくりできずにAIRDOが運航を休止するなど影響が出ている。

 桜美林大の佐藤東洋士総長は「制度の創設で志を閉ざすことなく(学生が)チャレンジできる環境が整った。安全運航できる優秀なパイロットを育成したい」と話した。

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