2019年8月26日(月)

JTB、「最安」の世界一周クルーズ 188万円から

2017/11/27 15:58
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JTBは27日、豪華客船で割安な世界一周クルーズを実施すると発表した。出発は2019年4月で、98日間かけて、シンガポール、イタリア、米国など20カ国・地域の31都市に寄り、現地の観光も楽しむ。188万円からと、類似商品に比べて4割ほど安くし、クルーズ初心者を取り込む。

プリンセス・クルーズ幹部と模型の前で握手するJTBの高橋社長(右)(27日、東京都内)

米客船大手プリンセス・クルーズの豪華客船「サン・プリンセス」を貸し切りにする。JTBの高橋広行社長は都内で開いた記者会見で「高根の花というイメージの世界一周クルーズを手が届く旅行にして、新たな需要を掘り起こす」と話した。

今回のクルーズ商品は18年1月に発売する。横浜、名古屋、神戸の3港の順に寄ってから海外に出る。各港の出発日は19年4月10~12日、到着は同年7月16~18日。地中海やカリブ海、パナマ運河なども通る。

大人1人あたりの基本料金(2人1室、早期に全額支払った場合の割引時)は窓がない内側のツインで188万円と1泊換算で約2万円。食事代や客室料、船内イベント参加料などが含まれる。

郵船クルーズが運航する豪華客船「飛鳥2」の18年の世界一周クルーズの最安値は330万円。「従来の相場は400万円前後だった」(JTBの高橋社長)という。今回はホテル並みの設備を備えサービスや設備の等級で「プレミアムクラス」と呼ぶ。日本発着で大手が手掛ける豪華客船の世界一周クルーズとしては最も安いという。

最も高いスイートの基本料金は848万円。船内チップや寄港地での観光費などは別途必要だ。

サン・プリンセスの総トン数は7万7441トンで、1011の客室を備える。最大2000人の客が乗れるが、今回の募集は1800人程度だ。日本語ができる乗組員が約50人おり、日本食も用意する。

日本人のクルーズ人口は、16年に15年比12.4%増の24万8千人となり過去最高となった。10年前と比べると約1.3倍になったが、人口に占める割合では欧米に比べて少なく、拡大の余地は大きい。

「飛鳥2」が18年3月から実施する世界一周クルーズはほぼ即日完売するなど、日本の外航クルーズ船によるクルーズ商品の売れ行きは好調だ。

プリンセス・クルーズは13年にサン・プリンセスで日本市場に参入して以来、従来より手ごろな価格でクルーズ商品を展開し日本での知名度を高めている。

日本のクルーズ客の約2割を取り扱うJTBが手がける今回の世界一周旅行が成功すれば、中高年の富裕層が中心だったクルーズ参加者の幅が広がる可能性がある。

(大林広樹、福冨隼太郎)

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