2019年5月23日(木)

幼児教育無償化、来夏までに詰め 衆院予算委で首相

2017/11/27 11:58
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衆院予算委員会は27日午前、安倍晋三首相と全閣僚が出席し、基本的質疑を実施した。首相は幼児教育無償化の詳細な制度設計について「専門家の声を反映する検討の場を設け、与党とも連携して来年の夏までに結論を出したい」と表明した。政府は所得にかかわらず3~5歳の認可保育所を一律で無償化する方針だが、幅広い保育サービスのうち、どこまで無償化に含めるかさらに詰める方針だ。

衆院予算委で答弁する安倍首相(27日午前)

首相は学校法人「森友学園」への国有地売却問題や「加計学園」の獣医学部新設を巡る批判について「謙虚に受け止め、真摯な説明を丁寧に行うことで国民の理解を得ていきたい」と述べた。自民党の田村憲久氏への答弁。

衆参両院の代表質問に続き、与野党の国会論戦が本格的に始まった。与党は政府が進める「人づくり革命」の柱となる幼児教育無償化や北朝鮮の核・ミサイル開発問題について見解をただす。野党側は森友学園への国有地売却問題を巡り首相を追及する方針だ。

森友学園への国有地売却問題を巡っては、会計検査院が売却価格について「十分な根拠が確認できない」との報告をまとめた。首相は会計検査院の報告に関して「政府として指摘を真摯に受け止める」と説明。「国有地は国民共有の財産で国民の疑念を招くようなことがあってはならない。国有財産の業務のあり方を見直すことが必要だ」と述べた。

これに関連し、財務省の太田充理財局長は野党などが入手したとしていた国有地売却決定前の森友学園と近畿財務局とのやりとりを収録した音声データの存在とその内容を確認した。自民党の菅原一秀氏への答弁。

今回の衆院予算委は、与党が与野党の質問時間割合をこれまでの「2対8」から与党の質問時間を増やすよう求めたことに野党が反発。与野党の質問時間を「5対9」とすることで合意し、与党の質問時間が増えた。27日午後は公明党の石田祝稔氏、立憲民主党の長妻昭氏らが質問に立つ。

衆院予算委は28日も基本的質疑を実施する。参院は29、30両日に予算委員会を開く。

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