2019年5月27日(月)

肉腫でも乳がん遺伝子変異 患者の3割、悪化しやすく

2017/11/27 9:36
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筋肉や脂肪組織のがんの「肉腫」患者の約3割で、遺伝性の乳がんや卵巣がんの原因になることが知られている遺伝子に突然変異が見つかったとの研究結果を、国際医療福祉大三田病院などのチームが27日までにまとめた。この変異がある患者は悪化しやすいことも分かったとしている。

肉腫は患者が少なく、治療が難しい。三田病院の高橋克仁肉腫センター長は「この遺伝子変異の有無からがんの進行の速さを推測し、手術や抗がん剤など治療方針の決定に役立てられる可能性がある」と話している。

この遺伝子は「BRCA2」。チームは、肉腫患者37人から手術で摘出したがんについて、全ての遺伝子の配列を分析。27%に当たる10人でBRCA2に特定の変異が見つかった。この10人の5年後の生存率は33%で、他の患者の91%と比べて低かった。

BRCA2は、今回肉腫で見つかったのとは異なる場所に変異があると、乳がんや卵巣がんのリスクが格段に高いことが知られている。この遺伝子の検査は、乳がんなどの治療で既に導入されている。

結果は東京都内で開かれる日本肉腫学会で30日に発表する。〔共同〕

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