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戦闘機のエンジン?発見 中島飛行機跡地のICU

東京都三鷹市の国際基督教大(ICU)で、戦前の航空機メーカー「中島飛行機」が開発を担当していた戦闘機「火龍」に搭載予定だったジェットエンジンの排気ノズルと推定される部品が見つかり、公開された。大学の敷地には、かつて中島飛行機の三鷹研究所があった。

戦闘機のジェットエンジン排気ノズルとみられる部品(手前)について説明するICU高校の高柳昌久教諭(左)ら(24日、東京都三鷹市)=共同

部品の調査に当たった日本航空協会(東京)の長島宏行さん(59)によると、第2次世界大戦中にジェット機の飛行に成功したのは日本など5カ国。国内に残る当時のジェットエンジンや部品は他に2点しかなく、貴重だという。

ノズルとみられる部品は2つあり、縦約73センチの釣り鐘形。教養学部4年の古川英明さん(21)が2015年6月、中島飛行機に関するリポートを作成中、学内の清掃を請け負う業者の社長から「(爆撃機の)富嶽のエンジンがある」と聞きつけた物だった。1950年代ごろに大学構内で見つかり、その後屋外の資材置き場に置かれていた。

古川さんが、ICU高校で日本史を教える恩師の高柳昌久教諭(51)に相談。高柳さんが文献などで調査を進めると、富嶽のエンジンと形状が異なっていたが、火龍に搭載予定で、詳細な構造が不明だったエンジン「ネ230」の一部の可能性が出てきた。

さらに17年春から調査した長島さんらが、日本製ジェットエンジンの排気ノズルと断定し、ネ230の可能性が極めて高いとした。損傷が少なく、未使用だったとみられる。

高柳さんは「戦争のためにつくられた実物が出てきた。当時の社会をリアルに知ることができる」と話している。〔共同〕

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