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日本のゴルフ存続の危機 いま私たちにできること
公益財団法人日本ゴルフ協会専務理事 山中博史

(3/3ページ)
2017/11/29 6:30
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もう一つ考えたいのがジュニアのゴルフについてです。ゴルフ界の誰もがジュニアの育成、つまり競技を支える裾野を広げ、普及することが大切だと認識しています。実際、各団体や企業、個人がそれぞれお金や人を使い、全国で大会、イベントやスクールなどを開催しています。

日本オープンで2位と健闘した金谷もジョーンズ氏の影響を強く受けている=共同

日本オープンで2位と健闘した金谷もジョーンズ氏の影響を強く受けている=共同

その結果、ジュニアのスケジュールが過密になり、毎週のように大会に出場する状況になっています。トップクラスの選手になると、ジュニアの大会に加え、アマチュアの大会やプロの大会への出場機会もあります。このため学校に行く時間がなく、また基礎体力が足りないまま無理なスケジュールをこなすことになり、その結果、けがをしたり体を痛めたりするケースが多くなっています。

これらをまとめる組織や機関が必要であると考えています。各地区連盟、パブリックゴルフ協会、練習場連盟やプロ団体と調整し、早く取り組まなければいけないと思います。まずは統括団体であるJGAのジュニア普及委員会に各団体から入っていただき、調整に入りたいと考えています。

重要なのは資金をどう使うか

寄付の話に戻りますが、すでにいくつかの地区連盟や都道府県連盟、何人かのプロゴルファー、テレビやホームページを見た方から寄付が集まり始めています。目標としては年間2億5000万円から3億円くらいを次世代ゴルファーの育成資金としてつくっていきたいと考えています。

そして本当に重要なのはその資金をどう使うかです。どの団体にどれだけ分配するのかを配分委員会で、公平にそして話し合いの内容をガラス張りにして決めていく必要があります。また第2、第3のガース・ジョーンズ氏を育てるため、日本プロゴルフ協会や日本女子プロゴルフ協会の協力も欠かせません。そして何より重要なのは一般ゴルファー、国民の盛り上がりであることは言うまでもありません。

ゴルフという素晴らしいゲームを次の世代に引き継ぐためにも、みなさんのご理解とご支援をお願いいたします。

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