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最新技術でスポーツ創出 超人スポーツ協会の挑戦

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2017/11/27 6:30
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「バブルジャンパー」「スライドリフト」……。"公式スポーツ"として認定されたのはこれまで13種類。ドローン(小型無人機)や仮想現実(VR)といった最新鋭のテクノロジーを使った競技が並ぶ。なかにはVR技術を使って架空のボールを放ったり、壁を作って防御したりしながら3対3で競い合う「HADO」(東京・港のmeleapが開発)のように、すでに国内外で普及が進んでいるものもある。

超福祉展で新たに開発された超人スポーツ「goonball」

超福祉展で新たに開発された超人スポーツ「goonball」

こうした動きには官民も連携を探る。プロ野球の横浜DeNAベイスターズは今年から同協会との共同企画で「超☆野球」と呼ばれる新商品開発プロジェクトを開始。会社員や学生ら約40人が5チームに分かれ、「野球を超えた新しいスポーツ」の創作を競い合った。

10月には誰でも剛速球が投げられるという、ラクロスの道具を応用して創られた「超☆ピッチング」など2作品を発表。試合前に体験会を実施し、一般客からも好評を集めた。企画する同球団「CREATIVE SPORTS LAB」事務局の担当者は「今後もテクノロジーを使ったスポーツ産業を広げ、地域全体を盛り上げたい」と期待する。

「五輪とパラつなぐ存在に」

スポーツ庁の17年度予算には新スポーツの開発が新たに盛り込まれ、超福祉展を含めた同協会の活動を支援している。同庁健康スポーツ課によると、16年度に年1回も運動をしないという人は国民の約33%を占め、横ばいが続いているという。同課担当者は「スポーツの枠組みをもっと増やし、五輪後も国全体に運動する習慣が根付くようになれば」。来年度は新スポーツの普及強化も視野に入れる。

同様の試みとしてはロボット工学など最新技術を応用した義手・義肢で競技を行う「サイバスロン」があるが、同協会が目指すのはあくまで「健常者と障害者が同じように楽しめるスポーツ」と稲見氏。今後は開発はもちろん、体験イベントやコンテストの数を増やし、周知に力を入れていく。その視線の先には20年夏がある。「今までは、どうしても五輪とパラリンピックの間に温度差が生まれてしまっていたと思う。我々がその間をつなぐ存在になれれば。技術の力で体格差を埋めることで、人間の能力をさらに発揮できる、そんなスポーツを"日本発"で世界に提案していきたい」

(堀部遥)

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