シンドラー社と和解で基金 事故遺族「通過点に」

2017/11/24 18:01
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東京都港区のマンションで2006年に起きたエレベーター事故の遺族が起こした訴訟で、製造元のシンドラーエレベータなどとの和解が24日、東京地裁で成立した。和解金の一部で基金を設け、再発防止の活動に充てる。記者会見した遺族は「安全を守るための通過点にしたい」と語った。

遺族側によると、シンドラー社や建物を所有する港区などが「遺憾の意」を示し、再発防止策を確約する内容で和解した。和解金の額は非公表。

シンドラー社は「法的責任はないと考えているが、社会的な立場を考慮して和解に応じた。今後も安全のために最善を尽くす」とコメントした。

遺族は08年、シンドラー社などに2億5千万円の損害賠償を求めて提訴した。地裁は9月「賠償請求に対する判決では、遺族が求める再発防止の要請には応えられない」として和解を勧告した。

事故は06年6月に発生。扉が開いた状態でエレベーターのかごが急上昇し、降りようとした高校2年の市川大輔さん(当時16)が挟まれて亡くなった。ブレーキ部品の摩耗などが原因とされる。

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