シンドラー社と遺族和解 エレベーター事故

2017/11/24 15:34
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2006年に東京都港区のマンションで起きたエレベーター事故の遺族が製造元のシンドラーエレベータなどに損害賠償を求めた訴訟は24日、東京地裁(岡崎克彦裁判長)で和解が成立した。同社などが再発防止の取り組みを確約し、和解金を支払う。

事故は06年6月に発生した。扉が開いた状態でエレベーターのかごが急上昇し、降りようとした高校2年の市川大輔さん(当時16)が挟まれて亡くなった。ブレーキ部品の摩耗などが原因とされ、消費者安全調査委員会は16年の報告書で「保守管理が不十分だった」と指摘した。

市川さんの遺族は08年、安全管理を怠ったとして、シンドラー社や建物を所有する港区などに2億5千万円の賠償を求めて提訴した。訴訟は9月に結審し、地裁が和解を勧告していた。

港区議会はすでに遺族に400万円を支払って和解する議案を可決。「事故を教訓として再発防止のために全力を挙げて取り組む」とした。

刑事事件では、業務上過失致死罪に問われた保守管理会社側の3人が一審で有罪、シンドラー社社員1人が無罪となった。いずれも東京高裁で公判中となっている。

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