2017年12月16日(土)

12月のIPO、駆け込みラッシュ 単月で3年ぶり水準

2017/11/22 20:30
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 新規株式公開(IPO)が年末にかけてラッシュを迎える。12月は前年同月より9社多い23社が上場を予定する。単月ベースでは金融危機後の最高だった14年12月(28社)以来、3年ぶりの高水準となる。新興市場の活況が続いていることから、IPOに踏み切る企業が多いようだ。

IPOが年末にかけてラッシュを迎える

IPOが年末にかけてラッシュを迎える

 東京証券取引所は22日、中古車輸出を手掛けるオプティマスグループの東証2部への上場を承認した。上場予定日は12月26日。このほか12月は佐川急便親会社のSGホールディングスや、広告サービスのジーニーなどが上場を予定している。

 17年通年では91社が上場する見込みで、うち12月上場が25%を占める。上場直後の不祥事や業績下方修正が相次いだのを受け、東証が15年に上場時期の集中を緩和するよう証券会社などに要請。12月上場は15年が18社(年間に占める割合20%)、16年が14社(17%)と減っていたが、17年は増加に転じる。

 12月以降は3月期決算企業の今期業績が意識され始めるため、「年内に上場を終えようと申請するケースが多い」(あずさ監査法人の鈴木智博IPOサポート室長)との指摘もある。東証は「今後も引受証券会社に集中緩和の働きかけを続けていく」としている。

 IPOに伴う市場からの資金吸収額はさほど多くなく、株式相場に与える影響は大きくなさそうだ。

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