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埼玉・深谷市、ゆるキャラ商品の通販カタログ

埼玉県深谷市はふるさと納税の返礼品で、通信販売でも購入できる市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」をモチーフにした商品のカタログを製作した。地元の事業者が開発した新商品や、近隣市町の伝統産業と連携した商品が並ぶ。返礼品の開発を契機に事業者の商品開発力を高め、地域資源の発掘と付加価値向上をめざす全国でも珍しい試みだ。

ふるさと納税だけでなく通信販売でも購入できる

カタログは通販会社のフェリシモと連携し、30~40代の女性とその家族を主な客層と設定。深谷牛のカルビや米こうじの甘酒、菓子などの食品のほか、文房具やスタンプのセット、ブランケットなど、13事業者が新たに14商品を開発した。いずれも商品やパッケージ、名称などにふっかちゃんを用いている。

市外でも人気のあるふっかちゃんをテーマにして事業者が商品を開発した

近隣市町の伝統産業の小川和紙(小川町)、行田足袋(行田市)、熊谷染め(熊谷市)とふっかちゃんがコラボレーションした4商品も用意した。

カタログはフェリシモが会員に30万部、深谷市が5万部を配布。フェリシモから購入する場合、食品は12月10日まで、それ以外は同20日(初めて利用する場合)まで申し込みを受け付ける。ふるさと納税は随時、寄付を受け付ける。

深谷市は2015年7月に現在のふるさと納税制度を導入して以来、返礼品を地域の商品開発につなげる取り組みを続けている。15年度はインターネット上で返礼品の人気投票を実施した。16年度は、地元出身で日本の資本主義の父と言われる渋沢栄一が倫理と利益の両立を唱えた「論語とそろばん」にちなんで名付けた「深谷R&Sラボ」を設置。農家や菓子店など約30の事業者を集め、フェリシモに委託して毎月、セミナーを開き、各事業者の商品を組み合わせたセット商品などを開発した。

17年度はラボの取り組みを発展させる形で、人気の高いふっかちゃんをテーマに設定し、参加事業者を募集。フェリシモが事業者への個別コンサルティングを行い、新商品を完成させた。

同市は関越自動車道花園インターチェンジ(IC)近くで「花園IC拠点整備プロジェクト」を進め、大型アウトレットモールと野菜をテーマにした複合施設が20年度に開業する予定。年間650万人の集客を見込んでおり、市内広域の活性化にもつなげたい考えだ。

同市には16年度にふるさと納税で2億9600万円の寄付があったが、市企画課は「制度がなくなったときに深谷市に何が残るかを考えている」と説明。「日ごろ販売できて、全国に届けられる商品を開発する能力を地域で高めていきたい」と話している。

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