2018年1月20日(土)

TDK、セラミック全固体電池に参入 18年春にも量産へ

エレクトロニクス
2017/11/21 23:30
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 TDKは21日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」向けの全固体電池「セラチャージ」を開発したと発表した。セラミック材料を積み重ねて作るタイプで、2018年春ごろをメドに量産する。「次世代電池」として幅広い業界で全固体電池の開発が加速するなか、早期の量産化で需要の取り込みを目指す。

 セラチャージは電解質に固体のセラミック材料を利用する。電解質や内部電極にリチウム系セラミック酸化物を使い、電極内に銅を集電体として採用した。液漏れや発火などの恐れがなく安全性が高い。広く普及しているリチウムイオン電池は液体の電解質を使うため、液漏れや発火の恐れがあった。

 セラチャージは小さなIoT機器や高い安全性を求められるウエアラブル機器などでの用途を想定する。小電力で駆動する時計部品や近距離無線通信「ブルートゥース」の発信器などの電池として使用する。

 全固体電池を巡っては、スイスの半導体大手のSTマイクロエレクトロニクスが15年からフィルム型の小容量タイプの量産を開始。クレジットカードなどに内蔵する電池として使用されている。 ただ、電気自動車(EV)向けなど大容量型の実用化はこれからの段階だ。トヨタ自動車は開発を加速し、20年代前半の採用を目指している。

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