乳幼児の異物のみ込み 0.6~2センチは危険性高く

2017/11/20 19:01
保存
共有
印刷
その他

消費者安全調査委員会(消費者事故調)は20日、乳幼児が小さなおもちゃを口に入れ、誤って気管に詰まらせる事故を調査した報告書を公表した。聞き取り調査やシミュレーションの結果、直径4センチ以下の物は乳幼児の口に簡単に入り、特に0.6~2センチは喉に詰まる危険性が高いことが判明した。

死亡事故の起きたおしゃぶり玩具=共同

乳幼児は唾液が多く、異物が喉の奥に入りやすい一方、せき込む力が弱く、詰まりやすい。事故調の宇賀克也委員長は「子供が口に入れそうな物は全て窒息の危険性があると考えて」と呼び掛けている。

のみ込んだ場合、1歳未満なら背中をたたき、心肺蘇生と同様に胸を圧迫する処置を交互に行う。1歳以上なら、背後からみぞおちの下に両腕を回し、片手の拳にもう一方の手を重ねて腹部を引き上げるように異物を吐き出させる「ハイムリック法」が有効という。

調査のきっかけは2015年、9カ月の男児が直径1センチのおしゃぶり形の玩具を飲み込み、死亡した事故。シミュレーションの結果、窒息しにくそうな大きさや形状でも、唾液が絡まるなどして窒息する可能性が判明した。

子供が玩具をのみ込んだ経験がある保護者302人に聞き取りをした結果、のんだ物はビー玉やおはじきが最多の59件。ビーズが45件、小さなボールが27件だった。年齢によりリスクが変わるため、事故調は、対象年齢に達していない玩具を子供に与えたり、近くに保管したりしないことも求めている。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]