2017年12月15日(金)

災害研究 論文の質 東大が世界一

科学&新技術
2017/11/20 19:00
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 学術出版大手のエルゼビア(オランダ・アムステルダム)は20日、地震や台風など「災害」に関する世界の研究動向をまとめた。研究の質の高さを示す引用件数が世界で最も多かった機関は東京大学で、論文総数でも中国科学院に次いで2番目だった。論文総数では東北大学が3位、京都大学が4位と続いた。大地震などにたびたび見舞われる日本の研究水準の高さをうかがわせる結果となった。

 2万以上の学術誌を収める同社のデータベースをもとに解析した。機関別の論文数や引用数については2012~16年に発表された学術論文を対象に分析した。

 地震や津波、洪水や台風などの自然災害のほか、福島第1原子力発電所事故など原子力事故も災害に加えた。

 引用件数で東大が1位になった背景には、11年に発生した東日本大震災の影響が大きそうだ。地震被害に加えて津波、原子力事故と重なり、こうした事例を扱った論文に世界の研究者が注目したとみられる。

 論文総数が16年で最も多かった国は米国で1276件、中国が1213件、日本が829件で3位だった。いずれの国も研究者の層が厚く、自然災害などの対策が課題になっている。

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