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ムガベ氏、党首解任 ジンバブエ与党 退陣の公算高まる

【カイロ=飛田雅則】ジンバブエの与党は19日、緊急集会を開きムガベ大統領(93)を党首から解任することを決めた。BBCなど複数メディアが報じた。与党はムガベ氏が20日正午までに大統領を辞任しなければ、議会で弾劾手続きに入るとも警告した。実権を37年間も握り続けたムガベ氏が退陣に追い込まれる公算が高まった。

与党は新党首にムナンガグワ前第1副大統領(75)を指名。大統領夫人であるグレース氏(52)の要職からの追放も決めた。ムナンガグワ氏とグレース氏はムガベ氏の後継者の座を巡り対立。グレース氏への禅譲を画策したムガベ氏は6日にムナンガグワ氏を第1副大統領から突然解任した。

国軍は自宅軟禁下に置くムガベ氏の大統領辞任を迫る見通し。19日に軍との交渉に向かうムガベ氏を乗せた車列が自宅を出発したとされる。軍はムナンガグワ氏と関係が深いうえ、グレース氏の資質も問題視していた。

1980年の独立以来、ムガベ氏は実権を握ってきた。反対派の弾圧や選挙の不正疑惑がつきまとい、欧米から「独裁者」と批判されてきた。欧米から経済制裁を受け、経済は疲弊している。高齢のムガベ氏は健康不安を抱えるとされ、後継者が焦点となってきた。

首都ハラレを中心にムガベ氏の大統領退任を訴えるデモの勢いは増すばかりだ。弾圧や経済的な疲弊もあって国民の支持は既に失っており、大統領退任も時間の問題となっている。

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