2018年9月24日(月)

京大、iPSから肺組織 効率よく作製 
創薬や再生医療に道

2017/11/19 20:46
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 ■京都大学 後藤慎平特定准教授らは、ヒトのiPS細胞から微小な肺の組織「肺胞」を効率よく作る技術を開発した。iPS細胞に特定のたんぱく質などを加えて成長させる。肺を狙った新薬の開発や再生医療に役立つ可能性がある。

 肺胞は肺にある球状の組織で、血液に酸素を送り二酸化炭素を受け取る役割を担う。2種類の細胞からなるが、iPS細胞から効率よく作るのは難しかった。

 研究チームは細胞の増殖を促すたんぱく質「FGF」や低分子化合物などをiPS細胞に加えて培養した。iPS細胞は分裂しながら肺胞の細胞に効率よく成長し、直径数ミリメートルの球状の組織になった。足場になる別の細胞と混ぜると3カ月以上も培養できた。

 副作用として肺炎を引き起こす既存薬を培養した組織に加えると、細胞内に脂質が集まる異常がみられた。創薬の研究で、薬の効き目や副作用を調べるのに利用できる。

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