日本HP、ノートパソコンで高級路線に磨き タッチ式で最薄

2017/11/17 17:42
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日本HPは17日、デザイン性を高めた軽量薄型ノートパソコンの新機種を発表した。高級感のある外見や薄さにこだわり、上位機種として個人や企業に販売する。働き方改革ブームを受け、外出先でも安心して利用できるようにセキュリティー機能も強化した。

狭額縁の画面や、キーボードとのつなぎ目の部分でデザインの特徴を出す(「スペクターx360」)

個人向けの「HPスペクター13」は薄さ10.4ミリメートルで、タッチパネル式モニター画面を搭載した13.3型パソコンとしては世界最薄という。アルミを削り出したボディーに光沢感のある白色を再現した。自動車に使われるのと同じ塗装で耐久性を高め、傷がつきにくくした。

画面を360度回転できる「スペクターx360」も、米インテルの最新CPU(中央演算処理装置)を搭載して処理性能が高まった。個人所有のパソコンでも仕事用に使う人が増えているため、企業向けの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10プロ」を選択できるようにした。外出先で横から盗み見されないようあらかじめ画面にフィルターを組み込み、斜めや横からは白濁して見える機能も加えた。価格は「スペクター13」が税別14万9800円から、「x360」は13万9800円から。

企業向けパソコンの新機種も、テレワークなど新たな働き方を想定した設計を増やした。スマートフォン(スマホ)並みの画面の明るさでカフェなど外出先でも作業しやすくする。遠隔会議用には搭載スピーカーを増やして大音量に対応できるようにした。

同日、米HPでデザイン関連の責任者をつとめるステイシー・ウルフ氏は「HPは技術だけでなくライフスタイルを提案できる会社になった」と語った。米国2カ所と台湾にいるデザインチームが、4年かけて機能を詰め込んだ端末から軽量薄型で洗練された外見へと転換させたことを強調した。

MM総研(東京・港)が調査によると、2017年度の国内パソコン市場の出荷台数は2%増の1031万台の見通し。20万円超の法人向け高付加価値モデルに各メーカーが注力していることもあり、販売単価も維持する見通しだ。日本HPは中堅・中小企業向けの需要を取り込み、4~9月には法人向けパソコンの出荷台数で富士通を抜いて2位に浮上した。

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