2019年4月21日(日)

三菱マテ、直島製錬所100周年 「都市鉱山」処理に磨き

2017/11/15 22:31
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三菱マテリアルは15日、直島製錬所(香川県直島町)の100周年を記念し、高松市内で式典を開いた。同製錬所は銅や金銀など貴金属の生産に加え、最近は使用済みの情報機器などから有用な金属を回収する「都市鉱山」の処理で世界最大級の能力を持つ。竹内章社長は式典で「今なお最重要の拠点」と強調し、今後も機能を拡充する考えを示した。

面積で島の約2割を占める三菱マテリアル直島製錬所(香川県直島町)

同製錬所は瀬戸内海に浮かぶ直島に1917年(大正6年)10月、旧三菱合資会社が各地から集めた銅鉱石の中央製錬所として開設した。69年には旧三菱金属鉱業が社運をかけた新工場を建設。74年に世界に先駆けて高効率の製錬法「三菱連続製銅法」が実用化されるなど、金属事業の技術力の礎を築いた。

製錬技術を生かし、2003年からリサイクル事業を本格化。金銀や銅などの金属を得るため家電やスマートフォン(スマホ)の廃基板などから金属スクラップを処理する能力は足元で年間11万トンに達する。

年内にはオランダに欧州で発生した金属スクラップの集荷・分析拠点が稼働し、20年代の早い時点で直島製錬所を中心としたグループ全体での処理能力を年間20万トンに引き上げる方針。竹内社長は「循環型社会にさらに貢献したい」と述べ、リサイクル事業の主要拠点としても引き続き重視する考えを示した。

直島製錬所は島の面積の2割を占め、島で働く8割が関連取引先を含め関わりを持つ。隣の豊島(香川県土庄町)で大量投棄された産業廃棄物の処理では香川県に協力した。17年6月に産廃無害化が完了したことを受けて、県が同製錬所に設けた中間処理施設は三菱マテリアルに無償譲渡されることが決まった。

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