10月の訪日客、22%増の259万人 民泊利用者は12%
観光庁は15日、10月の訪日外国人客数が前年同月比22%増の259万5200人だったと発表した。建国記念日の大型連休があった中国、韓国、ベトナムの伸び率が30%を超えた。観光庁は自宅に旅行者を有料で泊める民泊の実態調査も同日に初めて公表、7~9月期は訪日客全体の12%が利用したことが分かった。
訪日客数では、ロシアが9300人と単月での過去最高を更新した。欧米やアジアの主要20カ国のうち、カナダとドイツを除く18カ国で前年同月の実績を上回った。田村明比古長官は15日の記者会見で「年間2800万人は達成できるだろう」という見通しを述べた。
民泊の利用率はシンガポールが40%、フランスが36%、インドネシアが30%の順で高かった。
利用者は20代以下が61%と多く、格安航空会社(LCC)で日本に来た人が39%使った。民泊利用者の平均滞在日数は7.6泊だった。大阪府、京都府、東京都の3都市で利用が多かった。