砂川事件4人の再審請求 東京高裁も認めず

2017/11/15 12:42
保存
共有
印刷
その他

駐留米軍の合憲性が争われた1957年の「砂川事件」の再審請求審で、東京高裁(秋葉康弘裁判長)は15日、静岡市の土屋源太郎さん(83)=有罪確定=ら4人の即時抗告を棄却する決定をした。2016年3月の東京地裁決定に続き、再審請求を認めなかった。

08年以降に開示された米公文書で故田中耕太郎最高裁長官が米国側と接触していたことが明らかになり、4人は「公正な裁判を受ける権利が侵害された」として裁判を打ち切る「免訴」とすべきだったと主張した。

秋葉裁判長は決定理由で、4人の再審請求は刑事訴訟法が定める免訴を言い渡すべき理由に当たらないと指摘。裁判が公正かどうかは判断せず、「再審請求を退けた地裁決定の結論に誤りはない」とした。

4人は東京都砂川町(現立川市)にあった米軍立川基地拡張の反対デモで基地に入り、刑事特別法違反罪に問われた。

59年の一審・東京地裁判決は、駐留米軍は憲法9条が禁じた戦力に当たるとして無罪を言い渡したが、最高裁判決は「戦力に該当しない」として無罪を破棄。差し戻し後に罰金2000円の有罪判決が確定した。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]