2017年11月20日(月)

投資名目で高齢者狙い60億円集金か 会社代表ら6人逮捕
組織的詐欺容疑

社会
2017/11/15 9:16 (2017/11/15 13:48更新)
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 健康食品などへの投資名目で現金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は15日、健康食品販売業「ロイヤルフーズ」(東京・品川)代表の原田一弥容疑者(63)=静岡県熱海市水口町2=と元従業員ら男女計6人を組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)容疑で逮捕した。ほかに元従業員2人も逮捕する方針。同課によると、全国の高齢者ら約千人から約60億円を集めた疑いがあり、同課は資金の使途や流れなどの解明を進める。

自宅を出る、健康食品販売会社「ロイヤルフーズ」代表の原田一弥容疑者(15日午前、静岡県熱海市)=共同

 逮捕容疑は2013~14年、輸入ワインや化粧品事業への投資を持ちかけ「銀行に預けるより得」などとうたって東京都内の高齢者ら8人を勧誘。実際は支払い能力がないのに元本の返還と利息の支払いを約束し、現金計1億8千万円を詐取した疑い。原田容疑者は容疑を認めているという。

 法人登記簿などによると、同社は1988年設立。原田容疑者らは健康食品や健康器具などへの投資を呼びかけるセミナーを全国各地で開き、元本保証や高配当をうたって一口100万円で高齢者らから資金を集めていた。

 出資した高齢者らによると、原田容疑者らはセミナーで「金利が良いから1億円預けた人には1千万円の利息がもらえる」「枠が決まっているので早く預けた方が良い」などと言って勧誘していた。

 同社は08年5月、安値をうたって集めた客に高額な健康食品などを売り付けたとして、東京都から特定商取引法違反で3カ月間の業務停止命令を受けた。11年5月には未承認医薬品を販売したとして、原田容疑者らが警視庁に薬事法違反容疑で逮捕されたことなどから資金繰りが悪化した。

 同課によると、12年4月ごろに元本の払い戻しや配当ができない状態に陥り、新たに集めた金を以前の出資金の返済や、社員の給料などに充てる自転車操業状態になったという。

 同課は原田容疑者らが経営状態の悪化を隠し、嘘の説明をし、顧客から集金を続けていたとみている。

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