2017年11月20日(月)

北朝鮮人権侵害非難決議を採択 国連委、日EU案

朝鮮半島
北米
2017/11/15 4:40
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 【ニューヨーク=高橋里奈】国連総会で人権問題を扱う第3委員会は14日、日本と欧州連合(EU)が共同提出した北朝鮮による人権侵害を非難する決議を採択した。組織的かつ深刻な人権侵害を非難し、外国人に対する拷問や勾留、拉致、法的手続きを経ない死刑にも深刻な懸念を示した。

 無投票で合意による採択となった。北朝鮮や中国、ロシアなどは合意に加わらないと表明した。

 決議では北朝鮮に拘束されて昏睡(こんすい)状態で解放された米国人学生のオットー・ワームビア氏が死亡した事件を受け、拘禁されている外国人に領事官との通信や面会を含む保護を提供することも求めた。

 北朝鮮の人権侵害非難決議の採択は13年連続。拉致問題についての表現を「非難」に強め、「極めて深刻な懸念を強調」とした昨年から厳しくした。食料や医療が不足する北朝鮮国民の生活改善より核兵器や弾道ミサイルの開発を優先していることへの批判も盛り込んだ。12月に国連総会の本会議で採択され、正式な総会決議となる。

 採択後、別所浩郎国連大使は記者団に「北朝鮮が国際社会の声をしっかりと受け止め、政策を正しい方向に変えていくことを強く求めたい」と語った。

 一方、北朝鮮の慈成男(チャ・ソンナム)国連大使は同日、決議について「断固として拒絶する」と述べた。

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